旅に出たくなる!旅行好きに読んでほしい旅行記3選! 第二弾

書籍紹介

皆さん旅してますか?旅行好きの私が旅行好きのあなたにお勧めしたい旅行記3選の第二弾です。

いちばん危険なトイレといちばんの星空: 世界9万5000km自転車ひとり旅 2

前回の記事でお勧めした「行かずに死ねるか!世界9万5000km自転車ひとり旅」の続編です。

私はこの著者の旅が大好きなんですよね。今回は、著者が自転車で世界一周をした中で見つけた「美人の多い国」「こわい場所」「メシの旨い国・まずい国」と著者が選んだ世界一を集めた本です。

前回と同じように、トラブル満載、人の温かさ満載の旅に出たくなる一冊です。

私が石田ゆうすけさんの本を愛読している理由の一つに、ライブ感があります。

ガイドマップやyoutubeでは、見えてこない トラブル時の著者の心の中や不安や嬉しさが、本を読んでいる私にもぞくっと伝わってくる感じがとても好きなんです。

映像技術が発達して、いまや世界のどんな景色もyoutubeで観れるようになりました。しかし、それでもやっぱり旅行記を手に取って読むのは、著者の視点から旅の体験を味わえるからなんですよね。

宿が取れずに外でテントを張って寝ていたら、物音がするので外を見たらグリズリーが居た。

これは動画にすればその瞬間をリアルに切り取って、「こういうこともあるんだ怖いな」と感じる事でしょう。これを著者の目線を通してみると、

「その朝、僕はけたたましいクラクションの音で目が覚めた。目を開けると、薄暗い中にテントの天井が薄ぼんやりと見える。まだ夜明け前だろうか。ひんやりとした森の空気 カナダのキャンプ場である。」いちばん危険なトイレといちばんの星空: 世界9万5000km自転車ひとり旅 2 (幻冬舎文庫 い 30-2) 文庫 – 2010/7/7 石田 ゆうすけ (著)一部抜粋)

となります。リンク先のAmazonからこの部分が試し読みできるので、是非読んでみて欲しいのですが、ぐっと体験の感度が濃厚になると思うんです。

ガイドマップで情報は調べられても、自分がその場所に行って自分の目で好きな方向を向き景色を見て、自分が選んだ店で料理を食べれば、あなただけの旅になると思います。

私はyoutubeの旅動画も大好きで、しょっちゅう観ていますがそれでも旅行記を読み続けるのは、そんな著者と一緒に体験できる感覚が好きなのかもしれません。

是非、一度手に取ってみてください。Amazonのリンク先で試し読みができます。

なお、リンクは文庫本に繋がっています。単行本もありますが、値段が二倍くらいするので拘りがなければ文庫版をお勧めします。

洗面器でヤギごはん

石田ゆうすけの旅行記 第三弾ということで。私は本当にこの作者の旅行記が好きなんです。

一作目は、自転車で世界一周旅行の全体を追体験することができ、二作目は、世界一周中に出会った「いちばん」を追体験することができます。

今回の三作目は、前の二作でもまだ足りないよ!という方向けに、世界一周中に著者が体験した出来事を短編集のような形で読めるものです。

この本をお勧めしたいのは、前の二作を読んで石田ゆうすけ氏の自転車で世界一周旅行が好きだよ!という方です。正直、この本から読み始めるなら、一作目から順番に読んでいただいた方がよいと思いますし、前の作品が好きならこれも絶対に楽しめます。逆に、前の作品が好みに合わなければお勧めできません。

石田ゆうすけ氏は、この後も国内旅行記などを書いてはいます。全て購入して読ませていただいてはいるのですが、私はそちらは個人的に少し好みに合わなかったので記事としては取り上げません。もしご興味があれば、Amazonの関連図書にあると思うので、読んでみてください。国内旅が好きな方はそちらの方が合うかもしれません。

今作も、泥臭い生の海外旅を追体験したい方は、是非お手に取ってみてください。

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ブラを捨て旅に出よう 貧乏乙女の“世界一周”旅行記 

こちらも有名な旅行記ですよね。

今回の著者は若い女性です。ただ、お金がないのとちょっと警戒心が足りない!

正直、私の知り合いだったらハラハラしちゃうような行き当たりばったりの部分もあるからこそ、人とは違った体験を呼び込むのかもしれません。

著者は、高校入学してすぐの健康診断で、心臓の異常が見つかります。将来、ペースメーカーが必要な体になるかもしない。医者が言ったその一言で、著者は人生を見つめなおします。

自分で決めた人生を生きたい!そうは考えるものの、ある日突然、目標が見つかるわけでもなく著者は高校を卒業します。転機が訪れたのは短大に入学し、チアリーディング部としてフロリダの全米選手権大会に招待されたことでした。

著者にとって初めての海外は、全ての景色や経験が輝いて見え、ノーブラの女性は著者にとって自由の象徴でした。彼女が求めていた事は海外にあったのです。

その後に、著者は大学の史学部へと編入し、旅の記録をよりよい形で残すために写真学校にも通います。

高校生があの日描いた夢を胸に、大人になった著者はブラを捨てて世界一周の旅に出ます。

これもまた、これまでのサバイバル耐性がある旅行記とは異なり、旅行記慣れしている人にとって意外な展開を見せてくるので面白いです。

旅行記をたくさん読んで、旅行記慣れしてきたあなたにお勧めの一冊です。

今日は、この三冊をご紹介しました。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました!では、よい旅を!

 

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